吉見観音と呼ばれ親しまれている阪東三十三観音霊場第十一番札所。
【創建】
今から約1300年前に行基上人が観音を掘り、岩屋に納め たのが始まりです。
【ご本尊】 聖観世音菩薩
【県指定文化財】 本堂・三重塔・仁王門
比企氏伝承
源義朝の六男源範頼は、蒲の御厨(浜松市)で生活していました。しかし、平治元年 (1159年)の平治の乱で源氏が負けたために、心配した比企の尼は、頼朝の弟範頼を吉見の岩殿山安楽寺に稚児僧としてかくまい、命を助けたと云われます。
鎌倉幕府成立後、範頼は吉見を領地とし、吉見の息障院の場所に居住したと云います。
息障院の周囲には堀の跡も残っています。またこの辺は、御所と呼ばれる場所です。